第109回野宿塾 「天竜編」

ブエナス デルタス 天竜
       GO GO アミーゴ カブ90!




 Hola! Como estan senores?
227号アミーゴ加藤です。愛知県の長久手町より参りました。20代後半は青年海外協力隊の派遣により中米はドミニカ共和国に行ってまして、よって組に於ける源氏名がアミーゴと謳われることとなりました。今後ともよろしくお願いします。


著者近影
 
著者近影
 私がスーパーカブC90デラックスを駆り、組に参加しているのはですね、我が国はグローバル化といわれながら、実はアメリカ的自由競争による経済構造化が進むのに対し、知恵の無い庶民は空虚な価値に踊らされる巨大消費社会の国となってしまったのですね。

 アニメーション映画『風の谷のナウシカ』で風の谷のオッサンが云っておりました。
「多すぎる火は何も生みはせん、そりゃワシらもチョコッとは使うが・・・」
 この「チョコッと」の加減が重要で難しいのですね。

 無理やりですが以上のことを踏まえて日本の風土に根ざした本物が好きだからです。
 よって日本のトレールに似合うのはChevrolet El caminoよりホンダ アクティートラック4WD、Chevrolet Blazerよりスズキ ジムニーJA11Cの方がクールであると真剣に思うのです。

 寺崎組には『直して乗る』『拾って乗る』『集めて乗る』の精神を持つ先輩方が多数いらっしゃり、大変クールで共感できます。

 あ〜明日は小武川の組会、さっきまでパッキングしてました。って云うか、すいません俺、組会のレポート依頼されたんですけどもう全然筆が進みません。

一休み
 
一休み
 我が家のPCでは作業が進まない上、Win.で作成したテキストファイルが我が家のMac.で読めない状況(OS乗せ換えによるトラブル)なんで、最後の手段としてマンガ喫茶のPCで自らを缶詰め状態にして執筆してます。
 ですが、もう何処から書こうかというより殆ど覚えてません。何故ならスーパーカブですから単独のリエゾン区間ではダレてしまい、半分寝ながら走っているようなもので、脳みそが考えることを止めてしまうのでした。
 組会走行SS区間が始まるとカブも私も目一杯ギュンギュンでして、前を行くピアニカ・メザシ氏のランツァ2スト臭にヤラレながら、コーナーを抜ける度に車間距離が長くなり「行かないで〜」と叫び、カブは走行ラインを選べないので「次はガレてませんように、ライン上に穴ぼこあいてませんように!」と祈り、背後から迫りくるカバ氏の赤い彗星XR650Rの山をも震わすエキゾーストノートの接近には心より「スマンです」と思っておりました。
 昔某オフロード誌主催の、素人レーサーが目一杯がんばってるんだけど、ヘロヘロで一番走り易そうなラインを行こうとすると、有名エリートレーサー達が倍位の勢いでカッ飛んでいくイジメの様なエンデューロの記憶が蘇る程でありました(あ〜CRM250AR、いいバイクでした。あの時下りで前転したね、後でお医者さん行ったね)。


野宿地遠望
 
 
野宿地遠望
もう全然関係ね〜ことばっか書いてるし、集中力切れてきました。
 薄らいだ記憶をたどり思い出した事といえば、組長は食事を頂くとき大変行儀が良いこと。
 それからは組長から皆に提供された肉じゃがを食した後「じゃが洗ってない、へっへっへっ」と云われても、汚ったないオッサンがなぜか上品に見えて困ってしまいます。
 私が落下させたテントを拾って頂いたり、前夜の宴会にて調子こいて、食料が全部ハコるまで食べ尽くし、次の日、日清そばを赤貧さまに頂いたりと、皆様には大変お世話になりました。
 この場をお借りしてお礼を申し上げると共に、自己責任の意味を改めて確認して次回の組会に参加したいと思います。


参加者一同
 
参加者一同


(以降、編集者注記)
今回の参加者は次のとおり。
 組長(エンジン及びサス交換の調子見がてらゴ三浦DR250S)
 りょうふう(GS80)
 赤貧(CRF250)
 ゴ三浦(借り物地下鉄セロー)
 カバ(XR650)
 朝比奈(XLRバハ)
 牧童(元アベのXLR)
 地下鉄(KTM LC4lE)
 病弱の元(TL125)
 メザシ(ランツァ)
 アミーゴ(スーパーカブ90デラックス)
以上一一名。

 今回のコースは、え〜いわゆる何ですよ、その、赤貧さんが裏のドブの土手で野蒜を取っていた、集合場所の天竜の遠鉄ストアから出発してですね、つぁ〜とそこいらの何だなぁ、山ん中をですよ、多分通って、東栄町まで行ったかどうか分からないうちに、ほとんど車は通らない林道脇の野宿地に着いて宴会やってですね、早朝に神戸の飲み会に間に合わないって言って、集合写真も撮らないうちに、りょうふうさんが帰っちゃってですねぇ、多分佐久間の方へ下って解散したらしいんですけど、編集者も良く覚えていないもんで、あい、すんません、いろんなこと言って誤魔化しちゃいますね。
 そう言えば二日目には連泊組のメザシ君が、信じられないことに秋葉ダム湖畔の国道上でガス欠しまして、編集者がガスの抜きにくいセローからガソリンを分けてやったけなぁ・・・。)
(以上、編集者注記)

 全然レポートになってないですね、お許しください。
       以上、カブのリアタイヤのリムを曲げた227号・アミーゴ加藤でした。


文  アミーゴ加藤
写真    ゴ三浦



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