第６５回組会報告
「寺崎組っていいよね・・・！？」 ｂｙ 阿部
１１月２１日、
眠い目を擦りながら中央高速を走る。寒気団が来ているので寒い。長坂ＩＣを過ぎた所で、ふと山に目を
やる。白い。雪が積もってる。空を見ると雪雲がたちこめている。寒さに耐え兼ね諏訪ＳＡに入る。この
ＳＡには温泉があり休憩するのにうってつけなのだ。バイクを降りると雪がちらついているのに気がつく
今年初めての雪、今年は寒くなりそうだな。なんて思いながら風呂に入り休息する。
体が温まり眠気も吹っ飛んだのでまた高速をテロレロと走り続ける。恵林寺ＳＡを超えた所で後ろから
バイクの気配がするのでミラーを覗きこむ。オフロードバイクがどんどん近づいてくる。ＸＲ６００で赤
いヘルメット、あっ、寺さんだ。組長はテロテロ走ってる私をパスしていく際、手を振って走って行っ
た。結構飛ばしてるなー。もう見えないや。
今日は 誰が来てるかな？伊勢軍団来てたら良いな、とかを考えながらマイペースに走り続け恵那Ｐ
Ａで、組長・自衛隊北脇・酔っ払い金子・家庭不和阿部と合流。組長のＸＲ６００の軽量化自慢が始ま
り、エンジンのＲＦＶＣの文字やらキックの文字を削ってあったり結構細かい所を削ったり穴を空けたり
していた。どうこうと話しているうちに時間が経って集合時間が気になり始めガソリンを入れＰＡを出
発、中津川ＩＣを目指す。途中恵那トンネル付近で雨に降られる。組長は恵那トンネルでドンドン先に走
って行ってしまった。上坂ＰＡでカッパを着る為、立寄り集合場所に到着。
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集合場所 ではうなぎ・地下鉄・
今回インターネットの寺崎組ホームペー
ジを見て来てくれたスズキの鈴木さんが
待っていた。残念、伊勢軍団は今回来て
なかった。今回は組長（ＸＲ６００）・
酔っ払い金子（ＴＴＲレイド）・地下鉄
前原（ＸＲ２５０Ｒ）・うなぎ石原（？
１２５）・家庭不和阿部（ＸＲ６０
０）・自衛隊北脇（ＤＲ３５０）・スズ
キの鈴木（ＸＲ２５０ＢＡＪＡ）・荷崩
れ（ＸＲ４００）計８名の曲者での組会
となった。しかし、うなぎのビジネスバ
イクは凄い。凄く古いバイクらしく、リ
アサスに税金納付登録リングが付いて
る。これで林道を走れるのかと聞いた
ら、「ここらへんの林道はこのバイクで
十分だ」と豪語していた。
いつも の様に１時ごろに出発、途中スーパーに入り宴会の材料調達・昼食となる。怪しい男が８人
も入ってウロウロして食い物・酒を買い漁り、雨がまだ降り続きそうなのでカッパを着て山に向かう。標
高が上がって行くと気温が下がり雨も雪になって来た。舗装路からダートに変わって３キロも走らないう
ちに野宿地探しが始まり支線の突当たりの原っぱが今日の宴会場となった。
雪が 降っているので組長・地下鉄・金子・うなぎのテントで囲いその上にドカシーを張り宴会場を作
る。ひとつテントの中で二人１組で入り向い合いながら１５時３０分には宴会が始まる。
組合せは組長と鈴木・地下鉄と北脇・酔払い金子とあべ・うなぎと荷崩れとなった。いつもの様にまず
はビールで乾杯。おのおのが作った料理が廻る。アルコールが体をまわりほろ酔い気分になって来た所
で、あべがとろけ始め「寺崎組はいいよね」と連呼し始め、酔払い金子がカラオケマシーンと化し軍歌・
中島みゆき・などを歌い続ける。
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７時を まわった頃には、あべ
がドロドロにとろけて酔払い金子
にからんで、なかなか良いフンイ
キ？になっているのでみんなで、
２人きりにしてあげようと画策し
テントのファスナーを閉めようと
するが、酔払い金子が暴れはじめ
阻止する等、なかなか楽しい宴会
が続いたがさすがに８時を回る頃
には眠くなって来た。野宿すると
何故か早寝早起きと言う健康的な
状態になる。まあ、夜飯食ったら
周りは暗いし、やる事がないので
後は寝るだけが自然なのかもしれ
ない。９時ごろにはミゾレが小雪
に変わり明日雪積もってたらヤダ
なと言いながら皆、各テントに戻
り就寝に入った。
眠りからさめて時計を見たら４時。まだ暗い。用をたす為、外に出る昨日の悪天候が嘘の様に空には
星が瞬いている。雪は積もらなかった。ああ良かったと思い用をたす。テントに戻り小腹がすいたのでラ
ーメンを作る。外からガサゴソと音がして組長と地下鉄の声がした。どうせ用たしと思ったが朝飯を作り
始めたらしくガソリンストーブの音が聞こえる。早いなと思いつつラーメンを食い夜明けまでまた寝る事
にした。日が昇り辺りが明るくなった頃、目が覚め時計を見る８時。起床してウダウダとマルシンハンバ
ーグ２個とカレーパンを食べる。朝早く起きた組長はもうフライシートを干しはじめ、チョット焦るが、
まだみんな食事中、安心する。結局、用足しやら凍結したフライシートの撤収に手間どって出発は１０時
をまわっていた。
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昨日 とはうってかわっての良
い天気となった林道を走る。しか
し今回新調したバイクを上手く運
転出来ない。今回がこのバイクで
初めての林道だしトルクが太くて
アクセルワークがシビアなのだ。
あと自分はどうもコーナーが怖
い。その先に何が有るか判らない
ので、どうしてもスピードを落と
してしまう。コーナーを曲がるた
び前との間隔が空いていく。上手
く運転出来ない４００の私と、１
２５でパワーの無いうなぎ２人で
他のみんなを追っかけて行く形に
なったが、この林道、名前は知ら
んが分岐が凄く多く、そのたび分
岐で待っていてくれてすごく助か
った。
山の北側に 入ると雪が見え路面にも雪が積もっている。こうなると体も心も固まって達磨さん状
態、さらにスピードが落ちる。木から落ちた雪が時折落ちて白い粉の様に降って綺麗だが、いつフロント
が風切る速さで滑るか判らない。組長とか、あべさんとか６００に乗ってるのに何であんなに早く走れる
んだろう。アクセルワークはどうしてるんだ？それも凄いが後を走っているうなぎも凄い１２５の古いビ
ジネスバイクでガンガン私の後ろを走っている。自分の未熟さを感じる瞬間である。
そんな反省を しているうちに林道が終わり里に下りコンビニに入り昼飯を調達。また林道に入り
昼食をとる。この時にはもう空が怪しくなって来ていた。いつもの様に各自ラーメンなど麺類を食べる。
食後にこれからの行動の相談を始めていた組長と北脇はあべのお宅へ訪問するらしい。うなぎは店の仕事
で帰らなければない。地下鉄も明日、同窓会とかで帰らなければならないらしい。私は小武川で一泊して
帰ろうと思っていた。ここからは流れ解散となる。皆、中津川ＩＣを目指し帰途につく。途中、鈴木と別
れ、ＩＣでうなぎと別れ。残りは中央高速に乗る。行く先にはこれから起こる事をを暗示するような、ど
んよりとした雪雲が立ち込めていた。
Ｂｙ ４５号 荷崩れ佐藤
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